KUSANAGIを使ったWordPress構築 on AWS part 2
- 作者: プライム・ストラテジー株式会社
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2015/04/25
- メディア: 大型本
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- 仮想マシンへのログインと初期設定
- 4. 仮想マシンへのログイン
- 4-1. 作成したインスタンスを選択した状態で、ページ下部にあるインスタンスの情報を確認します。ログイン時には「パブリックDNS」または「パブリックIP」を使用します。
- 4-2. PoderosaなどのSSHクライアントやターミナルソフトを用い、SSHで仮想マシンにログインします。接続するホスト名には「パブリックDNS」または「パブリックIP」を使用し、ユーザー名は「centos」とします。認証方法は「公開鍵」で、鍵ファイルにはダウンロードしたファイル(ここでは「kusanagi_aws.pem」)を使用します。
- 4-3. macのターミナルからKUSANAGIサーバーへのログイン
- 4-4. ログイン成功
- 5. 仮想マシンの初期設定
- 5-1. yumコマンドによるアップデート
- 5-2. 再起動
- 5-3. kusanagi init コマンドによる初期設定
- 5-4. タイムゾーンの選択
- 5-5. 言語の選択
- 5-6. キーボードレイアウトの選択
- 5-7. キーボードレイアウトの選択
- 5-8. ユーザーkusanagiのパスワード変更
- 5-9. パスワード再入力
- 5-10. RSA鍵ペアの生成のためのパスフレーズ入力
- 5-11. パスフレーズ再入力
- 5-12. Webサーバーの選択
- 5-13. アプリケーションサーバーの選択
- 5-14. Rubyとデータベースの選択
- 5-15. MySQLのrootパスワード設定
- 5-16. Maroongaのインストール
- 5-17. KUSANAGIの初期設定完了確認
- 参考
▼KUSANAGIを使ったWordPress構築 on AWS part 1はこちらです。
KUSANAGIを使ったWordPress構築 on AWS part 1 - kharukaのブログ~お金と技術とキャリア~
仮想マシンへのログインと初期設定
今回は仮想マシンへのログインと初期設定をしていきます。
▼WordPress構築・設定 on AWS について詳しく書いた記事はこちらです。
サーバー1台構成で WordPress 環境を構築する方法〜フェーズ 1-1〜 - kharukaのブログ~お金と技術とキャリア~
4. 仮想マシンへのログイン
4-1. 作成したインスタンスを選択した状態で、ページ下部にあるインスタンスの情報を確認します。ログイン時には「パブリックDNS」または「パブリックIP」を使用します。
4-2. PoderosaなどのSSHクライアントやターミナルソフトを用い、SSHで仮想マシンにログインします。接続するホスト名には「パブリックDNS」または「パブリックIP」を使用し、ユーザー名は「centos」とします。認証方法は「公開鍵」で、鍵ファイルにはダウンロードしたファイル(ここでは「kusanagi_aws.pem」)を使用します。
ユーザー名は「root」や「ec2-user」ではないので注意。
KUSANAGI for AWS (WordPress) のOSはcentosです。
4-3. macのターミナルからKUSANAGIサーバーへのログイン
事前準備
キー名.pemを「~/.ssh」以下に置きます
キー名.pemへのアクセス権限を400に変更します
sudo chmod 400 ~/.ssh
SSH接続
ssh -i "/User/xxx/.ssh/キー名.pem" centos@xxx.xxx.compute.amazonaws.com
エラー発生!?
まだ何か設定が足りないと、、、
Failed to add the host to the list of known hosts (/Users/xxx/.ssh/known_hosts). centos@xxx.xxx.compute.amazonaws.com: Permission denied (publickey,gssapi-keyex,gssapi-with-mic).
アクセス権周りの設定面倒く臭いですね。泣
/Users/xxx/.ssh/known_hosts のアクセス権がないと言われていますので、以下コマンドで所有権とアクセス権を修正して下さい。
sudo chown xxx /Users/xxx/.ssh/known_hosts sudo chmod 600 /Users/xxx/.ssh/known_hosts
※xxxはPCにログインしているアカウントです。whoami
などでも確認できます。
4-4. ログイン成功
ログインに成功すると、以上のようにアスキーアートとバージョンが表示されます。
やっとログインできました!感動。泣
5. 仮想マシンの初期設定
5-1. yumコマンドによるアップデート
KUSANAGIコマンドによる初期化設定を行う前に、まずCentOSやKUSANAGIシステムを最新版にアップデートします。次のように入力し、アップデートを開始します。
sudo yum --enablerepo=remi,remi-php56 update -y
5-2. 再起動
アップデートが完了したら、サーバーを再起動します。
sudo reboot
SSHの接続が切れますので、2~3分後、再度KUSANAGIサーバーへログインします。
ログインに成功すると、バージョンが上がっていることが確認できます。このままKUSANAGIの初期設定を行なっていきます。
5-3. kusanagi init コマンドによる初期設定
次のコマンドを入力します。
sudo kusanagi init
5-4. タイムゾーンの選択
タイムゾーンの選択画面が表示されます。ここには、「tokyo」と入力します。
候補に「Asia/Tokyo」が表示されていることを確認し、Enterキーを押します。
5-5. 言語の選択
言語選択をします。
今回は日本語で進めますので「2」を入力し、Enterキーを押します。
5-6. キーボードレイアウトの選択
キーボードレイアウトを選択します。通常、
5-7. キーボードレイアウトの選択
5-8. ユーザーkusanagiのパスワード変更
KUSANAGIサーバーで使用するユーザーkusanagiのパスワードを設定します。
5-9. パスワード再入力
確認のため、パスワードの再入力を求められます。
パスワードが単純すぎるため、メッセージが出ていますが今回は検証のためスルーします。
本番環境では強固なパスワード設定をお勧めします。
5-10. RSA鍵ペアの生成のためのパスフレーズ入力
鍵認証用の鍵を生成するため、パスフレーズを設定します。
今回の実演では、鍵認証を使用せずに進めますので、空欄のままEnterキーを押してください。
5-11. パスフレーズ再入力
確認のため、再入力を求められますが、先ほど同様に空欄のままEnterキーを押してください。
5-12. Webサーバーの選択
ミドルウェアを選択します。
今回はKUSANAGIのDefaultのNGINXを選択します。
「1」を入力し、Enterキーを押します。
5-13. アプリケーションサーバーの選択
アプリケーションサーバーオプション(PHP処理系)を選択します。
今回はPHP7を選択します。
「2」を入力し、Enterキーを押します。
5-14. Rubyとデータベースの選択
同様にRubyとデータベースを選択します。
それぞれ「1」を入力し、Enterキーを押します。
You choose: MariaDB Failed to get unit file state for mariadb.service: No such file or directory Failed to execute operation: No such file or directory mysql.service is not a native service, redirecting to /sbin/chkconfig. Executing /sbin/chkconfig mysql —level=5 Failed to restart mariadb.service:Unit not found. Restarted the MariaDB.
こんなの聞いてへんよー。泣
嫌な感じのメッセージが出ましたが、MariaDB再起動でなんとかなるっしょ!
この問題はとりあえずスルーして、kusanagi initコマンドによる初期設定の続きMySQLのrootパスワード設定は出来るので作業続行。
5-15. MySQLのrootパスワード設定
MySQLのrootパスワードを設定します。
確認のため、再度MySQLのrootパスワードを入力します。
MySQLのrootパスワード設定後、MariaDB関連のファイルなどがダウンロード・インストールされました。
めでたし、めでたし?
5-16. Maroongaのインストール
こんなプロセスあるなんてのも聞いてへんよー。
MroongaはMySQL用のストレージエンジンです。すべてのMySQLユーザーに高速な日本語全文検索機能を提供します。Mroongaは以前はGroongaストレージエンジンと呼ばれていました。
入れてあげた方が良さそうなので「y」を入力し、Enterキーを押します。
5-17. KUSANAGIの初期設定完了確認
Maroongaのインストールに失敗しているが大丈夫かこれ?
MariaDBは再起動されて問題なさそう。
無事?KUSANAGIの初期設定完了しましたね。
次回はWordPressのプロビジョニングと初期設定です。
▼記事の続きは以下へ。
KUSANAGIを使ったWordPress構築 on AWS part 3 - kharukaのブログ~お金と技術とキャリア~