gacco 「社会人のためのデータサイエンス入門」 Week 1 : 統計データの活用 part 2

- 作者: 高橋淳一,野村嗣,西村隆宏,水上ひろき,林田賢二,森清貴,越水直人,露崎博之,早川敦士,牧允皓,黒柳敬一
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/03/25
- メディア: Kindle版
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▼gacco 「社会人のためのデータサイエンス入門」 Week 1 : 統計データの活用 part 1 はこちらです。
1-4. M字カーブの改善効果~分析事例②
“M字カーブ”とは 日本の女性の労働力人口比率は結婚・出産期に当たる年代で一旦低下し、育児が落ち着いた時期に再び上昇する。これをM字カーブという。
スウェーデンの女性労働力人口比率と比較して、日本の女性は産後などで育児に専念する傾向にあるため、
スウェーデン並みに日本の女性労働力人口比率を上げて、少子高齢化社会に対する労働力を確保しましょうよ!と。
女性に限らず男性も育児に参加するご時世なので、国を支えるお金が足りないから、
産後の育休期間をなるべく減らして女性を働かせるのは如何なものか?
女性が働きやすい職場づくりをすることは大切なことだが、個々人のライフプランは国が決めることではない。
1-5. 普及率の地域間比較〜分析事例③
太陽光発電システムの普及率の地域間比較
住宅数で比較するのは正しい?
NO!
住宅総数が多い大都市圏で太陽光発電システムが普及しているように見える。
母集団が大きいので太陽光発電システムのある住宅数が多いのは合理的。
これでは正しい太陽光発電システムの普及率はわからない。
比率(普及率)で比較しよう
九州など日射量の多い地域で太陽光発電システムの普及率が高くなる傾向にあることが分かる。
陽が当たらないと太陽光発電出来ませんからね。
1-6. 付加価値額〜分析事例③
“付加価値額”とは 企業の生産活動等によって新たに生みだされる価値のこと 営業利益に給与総額と租税公課を加えたもの 一般的に人件費の高い産業で大きくなる傾向
産業間で付加価値額に差があるのはなぜ?
非正規職員比率が関係していそうだ。
他にも産業として価格競争が起きやすい、近年の飛躍的な技術の発展の波に乗れているか?なども関係していそうだ。
付加価値額と非正規職員比率には関連性がある?
負の相関関係がありそうですね。
非正規職員は労働時間が短く給与が低いため、非正規職員比率が高い産業は付加価値が小さくなる
日本郵政グループが正規社員と非正規社員の「同一労働同一賃金」を目指し、
待遇格差をなくすために正規社員の住宅手当などを削減していくというニュースがありましたよね。
待遇格差のなくし方については様々な意見があると思いますが、
正規社員にとってはたまったもんじゃないですね。笑
相関係数
相関係数(そうかんけいすう、英: correlation coefficient)は、2つの確率変数の間にある線形な関係の強弱を測る指標である[1][2]。相関係数は無次元量で、−1以上1以下の実数に値をとる。相関係数が正のとき確率変数には正の相関が、負のとき確率変数には負の相関があるという。また相関係数が0のとき確率変数は無相関であるという[3][4] 。
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- 作者: 岩波データサイエンス刊行委員会
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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